異業種から目指したきっかけ
介護福祉の世界に飛び込んだ人々
キャリアチェンジした人の声
ここでは、異業種から介護福祉の仕事にキャリアチェンジした人の声を紹介していきます。今の仕事を選んだきっかけや、仕事の魅力、これから介護福祉の世界を目指す人に対してのメッセージなど、キャリアチェンジを考えている人にとっては参考になる部分が多いかと思います。
人と接することが好きだったAさん
今の仕事に就くまではやりたいことがなく、なんとなく日々を過ごしていました。しかし人と接することは好きだったので、居酒屋などの接客業アルバイトをしていました。そんな中で祖母が介護を受けることになり、ヘルパーの方が自宅に来るようになりました。身近にいた家族でさえも介護が必要になった祖母への対応に困っている中、ヘルパーの方は親しくコミュニケーションをとっていました。その姿に強い興味を持ったのが、この業界に挑戦しようと思ったきっかけです。
介護の仕事には「絶対」というものがありません。常に最善の介護ケアはなんなのかを考えて仕事をしていますが、もちろんそのすべてがうまくいくとは限りません。私は、それがこの仕事の面白いところだと思っています。高齢者のみなさんが持っている考えというのは一人一人違います。様々な思いをくみ取って、どのように介護ケアを提供していけばいいのか、正解がないからこそ夢中になれる仕事です。
仕事をするうえで大切にしているのは、自分から積極的に楽しんで笑顔でいることです。高齢者の方に楽しく過ごしていただくためには、まずは自分が楽しまなければならないと私は考えます。もともとは緊張しやすい性格で、始めたばかりのことはうまく話せないことも多かったのですが、そのような姿を見ると相手も不安になってしまいます。そのため、まずは自分がリラックスした状態でいることが大切だと思います。
父が介護福祉の仕事をしていたBさん
元々は別の業界で働いていました。父が介護福祉の仕事をしており、話を聞いてみても最初は自分には関係のない世界だと思っていましたが、自分の祖母や祖父が年を重ねていく姿をみて「長生きしてほしい」と強く思うようになり、なにかできることはないかと父から詳しく話を聞いていくうち、初めは興味のなかった介護福祉の世界に興味を持つようになったのがきっかけです。
仕事は大変なことも多いですが、自分の一言で高齢者の方が安心したり、元気になってもらえたときはとても嬉しい気持ちになります。ときには自分のほうが元気をもらっているとさえ感じます。今は、この仕事をこれからも続けていきたいと思っています。
社会貢献にやりがいを感じるCさん
田舎に住んでいたため日ごろから周囲にはお年寄りの方が多い環境で、年々高齢化が進んでいることを実感していました。少しでもこの社会に貢献できることはないかと考えたのが、介護福祉の世界に興味を持ったきっかけです。
介護の仕事は大変というイメージを持つ人は多いかもしれません。実際、私もそう思っていました。ですが、未経験からでも始められますし、働きながら資格を取得することができます。社会における重要な役割を担う仕事のため、やりがいも大きいです。ぜひ多くの方に挑戦していただきたい仕事です。